外壁塗装でやってはならないNGとは?

「家の手入れとして重要なのが外壁塗装です。家の美観は勿論ですが、もっと他に機能性の部分で重要な部分を担っている外壁塗装は、けして妥協してはならない、そんな部分があります。やってはNGなことは一体どういうものなのか?そのポイントについてご紹介いたします。」

・外壁塗装はどうしてするのか

外壁塗装、アクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、無機などさまざまな種類があり、その中から予算と環境に合わせて適切なものを選び、塗装するものとなっています。
いまは主にシリコン塗料を採用する工務店が多く、コストパフォーマンスもよく寿命もそこそこ、値段も一件まるまる塗装したとしても100万円はかからない、そんな塗料ということで人気です。

しかしこの塗装というものはそもそもどうしてしなくてはならないのか?それがわからない場合はけして安い費用ではないので、どうしても後回しにしてしまいがちです。
しかしこの本当の必要性を知ることにより、けして蔑ろにしてはならないものだとわかります。
そんな外壁塗装のことについて詳しくご紹介いたします。

まず外壁塗装の役割が美観は勿論ですが、塗料によってもわかれる家にとって優しい機能がたくさんついているところも見逃せないポイントです。
外壁というのは実はかなりのダメージがあり、紫外線や雨風に常に晒されている外壁部分は劣化、老朽化しやすい部分です。
表面上の場合ならまだしも、この塗装は保護膜の役割をしていることも多く、そのためこの塗装が剥がれてしまうと段々と内部にもダメージが浸食してしまう、そんな場合もあるのです。

また外壁塗装は屋根も含まれており、その屋根の塗装が剥がれてしまった場合起こることは何かというと、雨漏り、隙間風、ひび割れなどのさまざまな弊害です。
これは住み心地は勿論ですが、内部までダメージを負って住み心地に関わっているということ、つまり表面上でダメージはとどまっておらず、大事な部分も腐食、劣化の危険が近付いているという証拠です。

そしてその場合、もし修復するとなると外壁塗装よりももっと金額がかかってしまうということ、外壁塗装というのはその一回は確かに高額かもしれませんが、長い目でみると補修費用を最低限にするために大事な補修作業という事になります。
そしてこの塗料の寿命はアクリル塗料のように短いものの場合は2年程度、シリコンで約7~10年、一番長い場合で20年程度といったバラつきもあります。
この寿命がすぎてしまうころが外壁塗装の依頼時期、もしわからない場合はまず工務店にきてもらって、点検をしてもらうのをおすすめいたします。

まだ外壁塗装が必要無い場合はともかく、もし必要な時期に差し掛かっているならば早めの依頼がおすすめ、ダメージが最も少ない段階でしっかり補修しておくのが得策です。
また塗料も年々新しいものを開発されているので、より住まいの状態を良くする、そんな塗料も提案されています。
特にラジカル塗料はまだ工務店で扱っているところが少ないものの、従来のシリコン塗料よりも更に耐久度が考えられたものもでています。

このようにもっと使い勝手のいい塗料が考案されており、またそれに乗じて従来の塗料がもっと低いコストで使用できることもあります。
早めにやっておいて長く住む家をいつまでも維持、そのためにも外壁塗装は怠らず、適正時期に行う必要があります。

・外壁塗装においてやってはいけないこととは?

外壁塗装は本当に大事なことなので、絶対にやってはいけないNGもあります。
予算削減などさまざまな考えはありますが、やってしまうとかえって不利益を被ってしまう、そんな場合もあるのでやってはならないポイントをしっかりおさえておく必要があります。
そんな外壁塗装におけるNG行為とはどういうものなのか?それについてご紹介いたします。

まず外壁塗装において塗料代を渋ってはならないです。
塗料にはグレードが存在し、やはり高いとそれだけグレードが高いものとなっています。
工務店によって定価がない外壁塗装ですが、塗料代にはやはり原価というものはあります。
その塗料代が不自然に安い場合は塗料を最悪薄めている場合もあります。
そうした悪徳業者にひっかからないためにも、適切な金額を提示する業者を選ぶ必要があります。

また丁寧な施工をする業者では通常三度塗り程度のところを、念のため四度塗りする、そんな業者もあります。
そのためもし少し塗料代が高い場合は、何度塗りをしているかなどもきちんと聞き、施工内容を明確にしておくのがおすすめです。
グレードの高い塗料はそれだけ耐久年数が長いということ、また2液型を利用している場合はそれに見合う施工の腕がある業者なので、もし予算が高いとしてもそれだけ信用できる業者と見られます。

思わぬ伝達ミスなどが起こらないように完全自社施工のところを選んだりも必要です。
業者がきちんとしている場合値切り交渉も控えるべきで、きちんとした技術とグレードの塗料を使っているのに値切り交渉をされてしまった場合、仕方なく施工のグレードを下げる方法をとるので、目先の安さを重視した結果十分な施工ができない、そんなことも十分起こりますので値段は適正価格をきちんと支払う前提でいかなくてはならないです。
外壁塗装の予算はしっかり準備しておくのが大切、そうでないと家へのダメージの問題に繋がってしまいます。

予算が無い場合はローンを組んででも適正金額できちんとした塗装を依頼するのが大前提、ローンを組んだりするのが大変そうに感じても、家の内部まで劣化した場合のことを考えると、補修金額はかなり抑えられるので、結果的に低価格での補修ができます。
外壁塗装はそれ程に大事な家を守る為の修繕です。

・塗料にとっての適正価格とは?

外壁塗装に使われている塗料は複数あり、それぞれにグレードがあります。
そのグレードが高い程耐用年数は長くなりますが、どんな塗料があってそれぞれ適正価格はいくらくらいなのか?それを知っておく必要があります。
これを知っておくことによりNG行為を避けられるので、頭に入れておくと外壁塗装の依頼を安心して行うことができます。

塗料はざっくり九種類あり、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、ラジカル、セラミック、光触媒、無機、ナノテクがあります。
アクリル、ウレタンが短い分類で、アクリルが最も短く早いと二年程度、よくもって八年程度、施工価格は1㎡1000~1800円です。
これを最安値として、よく使われているシリコンで約2300~3500円、セラミックなどの場合は施工の内容によっては万単位に突然値段が上がる場合もあります。

ですが大体がアクリルの最安値の1000円~14000円内が相場、シリコンで1000円台など不自然に安い金額設定は警戒するにこしたことはないです。
また外壁塗装をおすすめでできない家もあるので要注意、いくら外壁塗装を進められても、レンガやタイルを外壁に使用されている場合は基本的に外壁塗装は必要ないので、すすめられた場合は要注意となっています。

そうでない場合はキチンとNG行為を把握した上で適切な外壁塗装工事が必要、これをきちんとしておくことで家の美観は勿論、雨漏りやひび割れなどから家を長く守ることができます。
ものによっては遮熱効果を得られものもあり、省エネ効果を期待できる、そんな塗料もありますので、依頼時に塗料の説明をしっかり聞くのをおすすめいたします。